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夏の北風 十四話



十四話 記憶の声

 キャンプ当日は横浜を早朝にスタートした。東名海老名から圏央道で関越高速、
花園インターで降りてからは一般道。能登ほど遠くないと思ったものだが、スタート
してすぐ圏央道の渋滞にひっかかり、着いたときには十一時近くになっていた。
十一月の初旬で山は寒いと思ったのだが、ここ数日天気がよくて、今日は風も弱
かったから晩秋のすがすがしさ。冬にして緑豊か。奥秩父に近づくにつれてのどか
な山里の風景がひろがった。
 廃校となったかつての分校は、日本の原風景とも言える見事な山里の景色に
溶け込んでいたのだったが、そこそこ広い校庭にクルマを乗り入れて真っ先に気
づいたのは、校舎は二階建てであったのだが、その一階部分の窓という窓に板が
打ちつけられて塞いであったこと。二階建ての校舎全体が昔懐かしい板壁の木造
であり、白いペンキで塗られてあって、しかしいまはもう塗装が剥げ落ち、まさしく
廃墟といったありさまだった。この分校が数キロ離れた街にある本校に統合され
て三年あまりが経つという。管理ができなくなったとたん、子供らの声までが過去
のかなたへ追いやれていくものだろうと瀬田は感じた。

 しーんと静かだ。

 こぢんまりした校舎。背後の山岳地帯へ向かって雄大にうねる緑の只中に建っ
ていて、斜面の下側には、あちらこちらに段々畑。学校に通う子供たちのためと
いうことなのか、校庭へといたる道筋も舗装されて斜度もゆるく、周囲に目立った
建物もないことから、明るく開放されている。
 にもかかわらず校舎の周囲に人家らしきものは一軒だけ。そこが泊まれるとい
う廃屋のようだった。
 周囲を高さ一メートルほどの土塁で囲った校庭の端に立って見下ろすと、はる
か眼下に平らな畑地がひろがっていて人が住む家々が点在している。校庭下の
段々畑の中にある建物といえば、おそらく農具をしまう納屋か作業小屋。それさえ
も土塁の際の広葉樹が茂る時期には覆い隠されてしまうだろうと思われた。
 校庭は土地のない都会の学校のそれよりさらに狭いものだったが、周囲が解
放されていて窮屈さは感じない。ジムニー3台を乗り入れても大きなテントがいく
つも設営できそうだった。
「はぁぁ、いいところっすねぇ」
 ため息混じりに西浦が思わず言って周囲を見渡す。キャンプにはもってこいの
場所のようだが、川どころか沢もなく、電柱が見当たらないところからも電気はな
いと思われた。

 と、道筋の下から古いパジェロ。ディーゼルエンジンの野太い音を響かせて
上がってくる。瀬田と二人の若者は三台のジムニーのそばに立って相手を迎え
た。
 古いとはいってもパジェロはジムニーにくらべるまでもなく大きく、三台のそば
へと滑り込むと静かに停まった。降りてきたのは四十年配の男。ジーンズにセー
ター姿で中肉中背。髪の毛をきっちり分けていて、山暮らしにしては肌が白い。
サラリーマンのようにも見えた。
「どうも、瀬田さんでしたね?」
 と男は名を尋ねながらも、三人の中で明らかに歳上の瀬田のそばへと歩み
寄る。瀬田は笑顔でうなずいて、こちらからも歩み寄った。
「村長の真中(まなか)です。昨年親父から引き継ぎましてね」
 若いはずだと瀬田は思った。
「お世話になります、僕が瀬田です。この二人は山田と西浦、追ってもう一人女
性が来ることになっていて」
 会釈する若者二人と瀬田を見渡し、真中と名のった若い村長は相好をくず
して穏やかに微笑んだ。
「直火はいいかとお尋ねだそうで?」
「はい、できればと思ってもので」
 インスタントキャンプではないものにしたいと瀬田は事情を説明した。真中は
黙って聞いていて、ちょっと眉を上げるしぐさをした。ほう・・といった感じ。そこら
のキャンパーとは匂いが違うと思ったらしい。

 真中は言った。
「この分校はね、僕が通った学校だったんです。統合されて三年ほどになるん
ですが、じつは以前にも一度、校庭でキャンプなどいいかと思ったもので。ここら
には本格的なキャンプ場もありますからね。過疎が進んで村は貧しくなるばかり。
多少なりと実入りがあればとも思ったんですが、立ち入らないでほしいと言って
るにもかかわらず校舎に入って悪さはするわ、深夜まで楽器を弾いたり騒いだ
りとうるさくて、まあいろいろ問題がありましてね。だいたい管理できる者がいな
い。ちゃんとしてくれるならいいのですが、そういうわけで校舎は塞いであるんで
す」
 瀬田はうなずく。旅の恥はかきすてというのはこの国の悪癖だろう。
 真中は言った。
「それにほら沢さえないでしょ。水は向こうに見える家へ行けば井戸があるんで
すが、当時はまだ人が住んでいましてね。あの家は放棄されて二年なんです。
いまは季節が違いますが、あの家には柿の木もあり、下の畑でもいろいろと作
物を。断りもなく水はくんでく、家の前にゴミは捨ててく、トイレだけは仮設のもの
を置いたんですが、そこらで平気で立ちションでしょ。柿は盗む、作物は荒らす
と散々でして、苦情が出たものでやめてしまったというわけで」
 瀬田はふたたびうなずいた。
 真中はさらに言った。
「いまは違いますよ、空き家ですから井戸もトイレも使えますしね。お話をいた
だいた鎌田さんからも、いろいろうかがっておりますし、なんでも能登で勉強され
たとか?」
 瀬田はちょっと苦笑した。
「いえいえ勉強と言うほどのものではありませんが、その家もご老人が亡くなっ
て放置されていたんです。古くからの漁師町で」
「うむ、なるほど、どこも過疎は深刻ですな」
 瀬田はうなずいて、さらに言った。
「それでその見事に古い家で、薪で沸かす五右衛門風呂、薪のカマド、電気と
水だけはありましたが、テントよりむしろ貴重な体験をさせてもらった。そんなこ
とから屋外キャンプと合わせて楽しめないかと思ったもので」

 真中はうんうんと穏やかに聞いていたが、都会から来た瀬田という男の人と
成りを探っているようだった。
 真中は言った。
「以前に失敗したのは、僕の親父が何もわからず貸しつけてしまったことなんで
すよ。炊事場そのほか相応の準備をしてからでないとならないんですが、なにし
ろ予算がまったくとれない。いまは空いた家もありますから、炊事はそっちででき
ますし、薪で沸かす風呂も、ボットン便所ですがトイレもありますからね。ただ薪
の火に慣れた人でないと」
 ボットン便所と聞いて若い二人は顔を見合わせて眸を丸くする。
 それから真中は、忘れてたと言うように手を叩いて言った。
「そうそう、最初に言っておきますが、分校に続いて家も放棄されたことで電気
は電柱ごと撤去されてありません。このへんに人家はありませんから電線を放
置すると管理が大変らしいんです。家のほうに発電機と燃料、それに薪は置いて
おきました。水は昔ながらの手押しポンプです。呼び水がくんであり、まずはそれ
を先に入れてギコギコとやるんですが」
 瀬田は苦笑して応じた。
「そうですか、工夫してやってみます。今回は下見を兼ねてですので、ここで火
を使うかどうかわかりません。季節もちょっとですしね、テントでは寒いかと」
「直火というのはキャンプファイヤー?」
「それもありますが炊事にも」
「なるほど。であれば河川敷ではないから石がない。コンクリートブロックで作ら
なければならないのと、それ用の薪の置き場も必要となってくる」
「ですよね、だと思います、いきなりでは難しい。校庭のあっちこっちで気ままに
というわけにもいかないでしょうし」

 真中はうなずき、若い二人を見渡しながら瀬田に言った。
「瀬田さんは横浜でそういったショップを経営されるとか?」
「そうです、まさにいま計画中なんですよ」
「うむ、そのへん鎌田さんからもうかがってるんですが、でしたらどうでしょう、
今回の下見で瀬田さんなりに、どうであれば使いやすいとか、ここをこうしてほ
しいとかアイデアをいただけませんかね? 私もアウトドアはやりませんからわ
からんのですよ。やはり電気ぐらいはあったほうがいいとか、ここにトイレが欲
しいとか、校庭で火が欲しいならどのへんにあればいいとか、今後のためにも
思いつくことを言ってもらえば」
「僕たちなりでいいんですね?」
「かまいません。村として検討しますし、今後もしタイアップしていただけるよう
なら私らとしても嬉しいですし」
「わかりました。整備なさるとき言っていただければ手伝いに来ますから。もの
の見事に整備されたいかにもキャンプ場ではつまらないし、どこでも同じってこ
とになる。手作りにこだわってますので、たとえばコンクリートブロックではなく
石のほうがいいとか、ここの景色も温存したいし。後ほど図解にしてお送りしま
すよ」
 真中は眸を見開いてうなずいた。
「それと家のほうに布団を用意しておきましたので」
 瀬田はちょっと笑って言った。
「そうですか、ありがとうございます。しかしシュラフを用意してきましたから布
団はいいんです。テントで寝ることも考えてますので」
「わかりました。では私はこれで。皆さんも楽しんでいってくださいね。ここらは
標高およそ400メートル。冷えますから注意してくださいよ。この季節、毒蛇な
んて出ませんからその点ご安心を」
「げ・・毒蛇・・」
 西浦が思わず言って皆で笑い、四人で会釈し合って、真中はクルマに乗り込
んだ。


 さっそくまずテントの設営。校庭の中央に五人用の大きなテントと、最初から
ある二人用の小さなテントを隣り合わせに据え付けて、そこから少しの間を空け
て三台のジムニーで取り囲む。クルマが増えて、なおかつ西浦のジムニーには
ルーフボックスがついていたから運べる量ははるかに多い。二つのテントの間
に折りたたみのテーブルと椅子をセットして準備はできる。
「キャンプファイヤーとなると中央だな」
 テントの設営を終えて全景をデジカメに納めながら瀬田は言った。
 山田が応じた。
「ですね。校舎からは遠めのセンタースポット。人数にもよりますが、その火を
テントで囲む感じでしょうか」
 西浦が言った。
「炊事場は別にいるし、水場や薪の置き場も必要なんだし。女の子がいるって
なったときにはトイレも欲しいっすよね」
 瀬田は言った。
「うむ。まあそれぞれイメージしておいてくれ。帰ってからツメようじゃないか。
次は家だ、行ってみよう」

 住人がいなくなって放棄された古い民家。しかし近寄ってみると古いとはい
っても常爺さんの家よりはずっと新しく、玄関の造りもしっかりしていた。玄関は
ガラスの入った引き戸で鍵は開けられ、入ったところにメッキの剥げたキイが
鈴付きのキーホルダーに通されて置いてある。
 家は黒瓦の平屋。入ると三和土で右側に台所。土を固めたカマド、石板でで
きた流し台、そしてその奥側に懐かしい手押しポンプ。さらに奥に風呂があり、
湯船は檜でできていて、焚き口は家の外にある。手押しポンプの口をどちらに
向けるかで台所と使い分けるようにされていた。
 部屋は六畳が二つと、それらの二部屋をつなぐ位置に三畳ほどの小さな部
屋が。エアコンなどはもちろんなくて、掘り炬燵のようなものもない。その代わり
その小さな三畳というのが板の間になっていて、中央がヘコんで三和土とされ
て、見たこともない鉄の箱からブリキの煙突が上に向かってのびていて、家の
外へと突き出している。そしてその傍らに台所用の薪とは違う別の束が積んで
ある。
 部屋の中には明かりがなくて昼間でも薄暗い。
 山田が鉄箱を凝視して言った。
「薪ストーブですよね? はじめて見た」
 瀬田がうなずく。
「さっそく火を入れよう、寒い」
 と言ってるところへ、家の中を見て回った西浦が顔を出す。
「瀬田さん、トイレがっ」
「おぅ、どした?」
「あれは便器じゃなくて穴です穴・・ボットン・・なんか怖い」
 ウソでしょと言うようなまぬけ面が可笑しい。現代の都会に育った子たちに
はカルチャーショックであったはず。山田も西浦も見るものすべてが新鮮で、
いい眸をしていると瀬田は感じた。

 薪ストーブに火を入れる。つまりは鉄箱の中でする焚き火のようなもの。
瀬田がストーブの前にしゃがみ込み、常爺さんの家でやったのと同じことをや
って見せる。山田も西浦も真剣な顔つきで見守った。古新聞から小枝に移る
炎が大きくなって、細い薪から順にくべ、燃え上がる炎の力が部屋の温度を
上げていく。
「暖かいもんすね」 と、山田が眸を細めて炎を見つめた。
 瀬田が言った。
「おい西、そっちにヤカンあっただろ」
「あ、はい、ベコベコの大きいのがありますけど、でも水が」
「ふむ、そうか・・そうだな、ちょいと蛇口をひねるってわけにはいかんもんだ。
人が生きるとはそういうことなんだよ。俺も最初は泣きそうだったぜ」
 二人とも顔を見合わせてうなずいていた。ちょっとしたことがすべて人力。
「おまえら二人で水頼む。そばに呼び水があるから柄杓でくんで上から流す。
それからハンドルをキコキコだ。しばらくは流して捨てろよ。長い間使ってない
から水が汚い」
 と、いっちょまえに指図しながらも、瀬田は瀬田で、燃え上がってストーブの
焚き口からあふれ出す炎をどうするべきか考えていた。薪の量が多すぎた。

 都会の三人で悪戦苦闘。部屋を暖め、カマドにも火を入れて鉄鍋に湯を沸
かし、さらにその上、最大の難関は風呂だった。檜でできた楕円の湯船は大き
く深く、手押しポンプ程度では、ちょっとやそっとで溜まらない。若い二人が交
代でハンドルを押すのだが、二人とも汗だくになっている。
「どうだ、キツイだろ?」
「キツイっすよ、間違いなく筋肉痛っす、もうたまらん」
 声を上げて笑いながらポンプと格闘する西浦に苦笑して、瀬田は家の外に
出る。風呂の焚き口に火を入れることもあったのだが、家の前の軒下に置い
てある発電機を動かさなければならなかった。エンジン駆動。大きな鉄製のガ
ソリンタンクがそばに置いてあり中身も充分。瀬田は握りを引いてエンジンを
始動させ、それから風呂の裏へと回り込む。
「おおい交代、腕がちぎれる」
「もうかよ! ちゃんとやれ、ええい、クソっ!」
 どっちがどっちなのか浴室の声が漏れている。
「おまえら、電気つくはずだ! スイッチ入れてみ!」
 外から叫ぶ。
 と、そんなとき、校舎のほうからバタバタバタッというハーレーのエンジン音。
瀬田の腕時計は、いつの間にか二時半を過ぎていた。
 家の前の砂利道を少し行くと校門へといたる舗装路に出る。その角から校
庭までは五十メートルほどだろうか。瀬田が舗装路へ出たとき、瑠美のバイク
は三台のジムニーのそばにあり、瑠美はまだまたがったままヘルメットを脱い
だところ。黒革のライダースーツにブルーラメのヘルメットとブーツ。あのときと
変わらないライダー瑠美がそこにいた。

 あたりを見回し、歩み寄る瀬田を見つけると、瑠美はちょって手を上げて、
バイクを降りてあたりを見渡す。脚を速めて歩み寄る瀬田。
「早かったですね」
「そうかしら。寒くてとてもとてもよ。あっちこっちで休み休み。五時間以上もか
かっちゃった。元気そうね?」
「瑠美さんこそ、お久しぶりです」
「あら久しぶりじゃなくてよ、インスタそれにブログでしょっちゅう。千早はキャピ
キャピうるさいし、そばにいる気がしてならない感じよ」
 それから瑠美は廃校となった校舎それに周辺を目を細めて見渡した。冬で
あっても斜陽にさえまだ早い。
「ふーん、綺麗なところねぇ。能登とは違う趣があって」
 隣りに立って瀬田が言った。
「そうですね、見事な山里です。先ほど村長さんがやってきて今後のことで少
し話したんですが、ここをどうすればいいかアイデアがほしいとか。沢さえない
場所ですからキャンプ場といってもうまくいかないらしいんです。タイアップして
くれるなら嬉しいって」
「そうでしょうね、田舎はどこもそうなのよ、過疎を食い止める手立てはない」
「みたいですね。でも僕は気に入りましたよ。ウチのショップでタイアップしてと
考えています」
「うん、それならそれでお互い様だわ。いい感じのキャンプよ。キャンプって、
そこらのキャンプ場しか知らないから、似たようなものかしらって思ってたけど、
これはいいわ、すごく素敵。ところで二人は?」
 瀬田は背後の緑の中に屋根の見える古い家を顎でしゃくった。
「薪ストーブ、カマド、薪の風呂、水は手押しポンプなんですよ」
「あらら、できるのソレ?」
「どうにかなりました。チィちゃんにも教えてもらったし。まあしかし、三人揃って
格闘ですわ。ストーブ効いてますから、とりあえず向こうへ」
「うん、下に着てても寒くてダメ。まさに氷の美女だわよ、ふふふ」

 並んで歩きながら話していた。
「千早もメンバー? あの子、お店の名とかクラブの名考えてるでしょ?」
「ええ、ソレもう決まってます。瑠美さんが揃ってから発表しようと思ってまして。
チィちゃんがこっちに来れば自動的にメンバーですよ。それまでに少しなりとカ
タチにしておきたくて。この場所も用品の業者に紹介してもらったわけで」
「うんうん。で? それで?」
 瑠美は悪戯っぽく斜め視線。アラサー熟女の微笑みか。
 瀬田は眸を丸くした。
「はい? それでとは?」
「私はどうなの? オバハンじゃダメかしら?」
「いいえ、もちろんです、ですからお誘いしたわけで。名古屋からだとちょっと
遠いでしょうけど、ぜひどうぞ」
 瑠美はちょっと笑って眉を上げ、しかし言った。
「まあ、私はたまにでしょうけどね。べったりしてると千早にぶっ飛ばされそう
だから」
「まさかそんな、ぶっ飛ばすなんて」
「あらら何もわかってないのね? 千早にとって私はライバル。それが女って
ものなんだから。瀬田君も、まったくご愁傷様だわよ。あの子は怖いわよぉ。
下手なことしたら貞子みたいなものですからね、あははは!」
 そして家に着く。瀬田は風呂の焚き口へと戻り、瑠美だけが戸口をくぐった
のだったが・・。

「えっえっ、あの・・瑠美さんですか? チィちゃんのおばさんの?」
「そうよ。西浦君ね、はじめまして。ブログや何やでお姿だけは」
「あ、はいっ! あ・・え! ウソだぁ! 若いしカッコいいぃ!」
「あっはっは、ありがとう。思った通りで、おもしろい子なんだもん。さっそくコレ
よね、あたし口説かれちゃってるみたい? あっはっは!」

 ったく、あの馬鹿、大きな声で・・風呂の焚き口で瀬田は頭を掻いていた。

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